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ひろわたり眼科 川崎市麻生区 百合ヶ丘駅徒歩2分 あなたの飛蚊症、大丈夫ですか

~飛蚊症~

その飛蚊症、大丈夫ですか?

 飛蚊症は視界に黒い点などのゴミのようなものが見える目の病気の一つです。色や形、大きさ、数などは一定でなく、また症状で原因を診断することもできません。飛蚊症の原因には大きく分けて「よい飛蚊症」と「わるい飛蚊症」の2つしかありません。
 1つは加齢や強い近視などの年齢や体質が原因のものの場合(よい飛蚊症)と、もう1つは網膜剥離や眼底出血などのいわゆる病気が原因のもの(わるい飛蚊症)です。
 よい飛蚊症とわるい飛蚊症のどちらかであるかは、眼底検査を行うことで簡単に診断することができます。しかし、散瞳(さんどう)といって瞳孔を目薬で大きくする必要があるため、目薬をして診察まで20分程度の待ち時間がかかります。また、この目薬をすると一時的に見え方が悪くなります(時間がたてば元に戻ります)。診察自体は特に問題がなければ5分程度で終わりますが、目薬の効果が残るため、検査後4-6時間程度は車やバイク等の運転はおすすめできません。
そのため、飛蚊症の検査で受診の際は、車やバイクを運転しての受診はおすすめしていません。

 飛蚊症の治療は、原因によって異なります。よい飛蚊症の場合は、一部の薬がある程度の効果があるといわれていますが、完全になくなることは稀です。わるい飛蚊症で目の病気が原因の場合は、その病気そのものの治療が必要となってきます。代表的な病気に「網膜剥離」と「眼底出血」があります。病気や状態によっては、詳しい検査が必要となったり、飲み薬などの治療を行うこともあれば、レーザー治療や手術を行うこともあります。

「網膜剥離」と「眼底出血」について

 網膜は、カメラではフィルムの役割をする目の奥にある膜状の組織で、光を感じる細胞がたくさん集まっています。この網膜が壊れてしまうとものが見えなくなります。
「網膜剥離」は、網膜の一部に裂け目(裂孔:れっこう)ができて、そこから目の中の水分が網膜の裏にまわることにより、本来くっついている眼球の壁から剥がれた状態のことをいいます。網膜は眼球の壁から栄養をもらっているため、剥がれた状態が続くと網膜が正常に働かなくなり、さらに状態が悪くなると完全に失明することもあります。
治療は、初期の段階であれば通院でレーザー治療を行いますが、進行した状態になると手術が必要となります。

 眼底(がんてい)とは、目の奥の網膜や硝子体、視神経などの重要なものが集まる部分のことをいいます。出血の原因やその場所によって様々です。症状も軽く、視力への影響もほとんど残さない出血もあれば、放置するとさらに新たな病気を発症する重症のものもあります。検査や治療法やそれらの病気や状態によって異なるため、適切な診断が必要となります。

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