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ひろわたり眼科 近視進行予防点眼薬 低濃度アトロピン(リジュセアミニ) 川崎市麻生区 百合ヶ丘駅徒歩2分 

近視進行予防点眼薬、低濃度アトロピン(リジュセアミニ)

近視の進行予防法のひとつに、低濃度アトロピン点眼液(リジュセアミニ)があります。
この治療は毎晩目薬を1滴点眼するだけで、近視の進行を予防することが可能になる治療法です。また、他のオルソケラトロジーなどの他の近視進行予防効果のある治療と併用することが可能です。目薬の治療なので、他の治療法が難しい方でも使用しやすい特徴があります。

「毎晩目薬を1滴点眼するだけ」の近視進行を予防する治療法です。

1.このような方にお勧めです

・お子様の近視の進行をできるだけ少なくしたい方
・オルソケラトロジーレンズなどの治療法と併用したい方
・オルソケラトロジーなどの他の治療法ができない方

2.治療スケジュール

(1) 点眼治療の適応があるか検査をします。
(2) 点眼を開始して毎晩1滴点眼をします
(3) 1か月後に受診し、副作用などがないか確認します。
(4) その後は、3~6か月に1回の定期検査を推奨しています。

3.以下に治療のポイントを示します

子どもの近視は、眼球の長さ(眼軸長)が伸びることで進行します。眼軸長は身長と同じように一度伸びてしまったら縮むことはありません。そのため、一度進行した近視は元に戻らないので、近視を進ませない(眼軸長を伸ばさない)ことが重要になります。この治療は眼軸長の伸びをおさえる効果があるとされています。

リジュセアミニ点眼は、日本で承認された治療薬で、2025年4月から処方可能になっています。しかし、保険診療ではなく自費診療となるため、健康保険を使用することはできません(詳しくはQ&Aの治療費用はどのくらいですか?をご参照ください)。

治療の対象は6歳から18歳くらいまでです。治療開始時期については、13歳以上でも効果はありますが、できるだけ早期から治療を開始した方が効果もでやすいとされています。この治療は、保険診療ではなく自費診療になります。

4.この治療について、皆様から寄せられるご質問を以下にまとめています

Q:治療はだれでも行うことができますか?

治療の対象となるのは以下のとおりです。
・6~18歳で、最低2年は治療継続できる方(18歳程度まで治療継続することが推奨されています)
・定期的な通院が可能な方

Q:治療をすると近視が治りますか?

近視を治すことはできません。近視の進行を軽減させる治療です。また、近視の進行が完全に止まる訳でもありません。近視の進行予防効果は20~40%程度とされていますが、効果には個人差があります。

Q:目薬の回数は何回ですか?

両眼に1日1回だけ就寝前に点眼してください。

Q:この治療に短所はありますか??

臨床試験では、副作用として約10%で羞明(まぶしさ)を感じるとされています。重症な合併症などはなかったと報告されています。また、治療を途中で中断すると、近視の進行が元の状態に戻るとされているので、継続して治療することが推奨されています。

Q:クリニックの診療時間内であればいつ受診してもいいのですか?

この治療のみをご希望の方は予約不要です。オルソケラトロジーとの併用をご希望の方は、予約が必要です。詳しくはオルソケラトロジーのQ&Aをご覧ください。
来院時に受付で「リジュセアミニ治療希望」もしくは「近視進行予防点眼希望」とお伝えください。

Q:点眼1箱でどのくらいの期間使用できますか?

目薬は1日1本の個包装で、30本入です。そのため1箱で1か月が目安です。

Q:副作用等がおきた場合の治療はどのようになりますか?

副作用がおきた場合は、治療を中断する可能性があります。定期検診で合併症や他の病気が見つかる場合もあるため、定期検査時には必ず健康保険証、マイナ保険証や医療証を持参してください。 いつから治療を再開するかなどは医師と相談してください。

Q:たまたま点眼を忘れて寝てしまいました。 朝起きてから点眼した方がよいですか?

朝起きてから点眼する必要はありません。むしろ、日中まぶしさを感じたり、手元が見にくくなる可能性があるので、点眼しないでください。翌日夜は通常通り1回だけ点眼してください。

Q:健康保険でこの治療を受けることはできますか?

この治療は健康保険の対象外のため、自費診療になります。

Q:治療費用はどのくらいですか?

リジュセアミニは健康保険適応外自費診療になります。そのため、治療を受ける医療機関により費用が異なります。当院は基本的に院内処方で投薬を行っているため、調剤薬局に行かず院内でお薬を受け取れます。 当院の費用は以下のとおりです。また、処方時には必ず診察を行います。
・リジュセアミニ点眼1箱(1か月分): 2025年4月下旬発売開始予定

Q:今まで海外から輸入していた目薬を使っていましたが、その目薬は継続して処方してもらえますか?

リジュセアミニが国内で承認される前は、シンガポールからマイオピンという名前の目薬を輸入して使用していました。成分はリジュセアミニと同一です。リジュセアミニの発売により、0.025%マイオピンは今後輸入不可になることが決まっています。0.01%マイオピンは輸入可能かどうか2025年4月時点で明らかになっていません。費用に関しては、46,000円(税込、12本セットのみ)になります。

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