小田急百合ヶ丘駅徒歩2分
電話:044-281-4081

ひろわたり眼科 川崎市麻生区 百合ヶ丘駅徒歩2分 年々増加する子どもの近視。

こどもの近視

 小学生の病気で最も多いものは「むし歯」(約60%)ですが、近年は減少傾向にあります。逆に、「裸眼視力1.0未満」の子どもの割合は年々増加しており、約30%のこどもが「裸眼視力1.0未満」で、年齢とともに増加します(6歳で18.9%、17歳で59,6%)。

近視のしくみ

 近視や遠視は「屈折力」と「眼軸長(がんじくちょう)」で決まります。「屈折力」とは、角膜と水晶体の屈折力の合計で決まります。「眼軸長」はその名のとおり“眼の長さ”で角膜の頂点から網膜までの距離です。この「眼軸長」は、身長が伸びるときに手足が伸びるのと同じように、こどもの体の成長とともに長くなります。「眼軸長」が長くなると近視が進むため、身長が伸びる学童期~青年期には近視が進んで裸眼視力が低下することが多くなります。さらに、近視は日本人を含む東アジア人に多いとされています。


近視に影響する生活環境

近視の進行には、以下のようなことが影響するとされています。
・30cm以内での30分以上の読書
・遠くを見る機会
・屋外活動の有無
読書だけでなく、勉強やゲーム、スマートフォン、タブレットなども読書と同様に近視の進行に影響するとされています。

仮性近視

 こどもの視力低下の場合は眼軸長が伸びたことによる(本物の)「近視」の場合と、目の調節力の過度な緊張による「仮性近視」などの場合があります。 「仮性近視」であれば、調節麻痺剤という目薬や、調節力の過度な緊張をとる検査器などにより視力がよくなる場合があります。
当院では、目薬の治療を1か月使用し、ご希望の方には検査器の治療も可能です。全て健康保険での治療が可能です。


近視の進行予防

 「近視」を治す治療法はありません。しかし「近視」進行を遅らせる治療法として、
・オルソケラトロジー
・低濃度アトロピン
・近視予防コンタクト
などがあります。オルソケラトロジーのみ日本国内で承認されていますが、保険適応ではなく自費診療になります。低濃度アトロピンや近視進行予防ソフトコンタクトレンズなどは、欧米諸国やシンガポールなどでは承認された治療法として広く行われています。しかし、日本国内では2024年4月時点で承認されていません。当院では、これらの治療を受けることができます。詳しくは以下をご参照ください。
オルソケラトロジー
低濃度アトロピン
近視予防コンタクト

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